アジョシ
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: DVD
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テシクは自ら孤独を選んだ。都会の片隅で質屋を営み、世間を避けるように生きている。過去のある事件が、彼から夢も希望も、未来すら奪ったのだ。 テシクの隣に住む少女ソミはいつもひとりぼっちだ。クラブダンサーの母は、娘の世話より自分の暮らしに忙しい。ソミは“アジョシ=おじさん”と呼び、ただ一人の友達として慕っていた。 ある日、麻薬密売に巻き込まれた母親と共に、ソミは犯罪組織に誘拐される。ソミを救出するために組織を追うテシクは、その背景に隠された恐るべき真実を知る。愛する者を二度と失いたくない・・・テシクはソミを守り抜くと決意するのだが・・・。
何気に見てみたらかなりの面白さだった。もうちょっと話のバックボーンを整理してすっきりさせてくれればとは思うものの主人公の行動と目的が明確でひたすら行動を追っていくからストレートな迫力があるし、主役のウォンビンがスタイルよくてカッコイイわ黒豹のようなスポーティーで目の覚めるアクションを見せてくれるとなるとたまりませんね。バイオレンス描写がキツくても演出は抑制が効いていて陰惨ではないし情念をメラメラとたぎらせていく感じがとてもいい。敵は同情の余地のないゲスばかりで追い込んでいく様は溜飲が下がりまくり。特にクライマックスの銃撃戦からナイフの格闘戦にいたる大立ち回りは見応えあってハートが燃え上がりました。アクションのスピードが凄いし容赦のなさ痛さが伝わってくる感も生々しい。鑑賞したあとは完全燃焼した感じですっきりです。大藪春彦が書く復讐もののバイオレンス小説みたいな手触りですな。久しぶりに大藪作品読んでみるか。
- 作者: 大藪春彦
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/11/10
- メディア: 文庫
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