やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)

ひねくれぼっちに降りかかる新たな悩み!日々は相変わらず。友達もなく、彼女もなく、孤高の学園生活……のはずが、八幡の中に 生じた慣れない居心地の悪さ。それはやはり、部室にいない一人の女子が原因なのか……。 それを解決できる器用さが雪乃や八幡にあるはずもなく、発生するのは間違いだらけのイベントばかり。戸塚との甘酸っぱい時間、材木座の慟哭と雄叫び、けっして見てはいけない平塚先生の一面……そして、脱衣トランプ!?  誤った方向に力強く暴走するキャラたちに囲まれて、奉仕部の日常は戻ってくるのか? ひねくれぼっちの青春ラブコメ第三弾。

実は別の本を読みかけていてですね、出先で読もうと思ってたら間違って持ってきたのがこの本で。そういったわけで仕方なしにページめくると一気に読んでしまいました。文章の勢いがすごく巻き込まれる。でもって主人公の歪んだ考え方がもう突き抜けていてここまでくるとかえってかっこいいわ。おれも高校時代たいがいひねくれていてぼっちだったから人事じゃないし。精神的えぐり合いのような大富豪が異様な迫力。なんでトランプやってるだけでこんなにヘビィなんでしょうか。私も読んでいて古傷が疼くような気持ちですよ。夢見せてくれるどころかどす黒い現実のことばっか見せてくるんだもん。読んでいて楽しくないけど面白さは抜群、つーのもなんか癖になる。そういうわけでなんだかんだいって続きが読みたいです。もう5巻まで出てるから待つ必要もないし。アニメ化が決まったそうですがこの歪みや黒さはそのままにお願いしたいですね。