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七星降霊学園のアクマ 01 グラトニー・シールド


「止まらない!助けて、にぃちゃん!」「雪伽!」僕、花村月斗と双子の妹・雪伽は悪魔を討つ“降霊士”を目指して七星降霊学園で勉強中だ。志望のクラスに入るための試験で、僕らは天使召喚しようとして暴走。魔法陣から出てきたのは―「吾輩はネコではない!悪魔だ!」という金目の黒ネコで!?違法の悪魔召喚をしてしまった僕らは、戦闘系でも支援系でもない「その他」のクラスXに入ることに!?兄妹イチャラブアクション開幕。

抜群の読みやすさ。この著者の本は始めて読みましたがキャリアを感じますねー。設定はありがちな魔法学園ものなのにちゃんとオリジナリティーがある。また設定はかなり作り込んでいると思うのですが説明的な描写や場面が一切無くストーリーや会話に溶け込ませてスイスイ展開させていくあたりかなりの手練さを感じます。冒頭のページに用語辞典がありますけど無くていいくらいスッと頭に入ってきますからね。もっとも芸で読ませすぎなきらいもあって全体的に薄味に感じられてしまうというかこれというインパクトにかけるし。それとうーん、なんだろう?思わず作品を愛してしまうような魂がない気がするんですよ。でもなーこれほど芸達者で読者に配慮のある作品にこういうことを言うのも贅沢すぎること言ってる気もするしなあ。もしかしたら作品世界が持つ重みと軽やかな筆致のギャップに私が戸惑ってしまってんのかな?ともあれ開幕編としては良く出来ていて面白かったことは間違いないし続巻を読めば別のものが見えてくるかと思います。実際続きが読みたいから2巻もう買ったわけだし。