11月の読んだ本 まとめ

2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2646ページ
ナイス数:326ナイス

のぼうの城のぼうの城感想
歴史小説として読むなら軽いし格調がない。しかしエンターテイメント小説としてはすごぶる面白く、登場人物が現代的で共感しやすい。こういった史実をフランクに軽快に読ませる作りは痛快さにもつながっていて実に読んでいて気持ちがいい。ふくらみに欠けると言えばそうなんだがこのぐらいのバランスがちょうどいいのかもしれない。もともとが脚本なだけあって映像的。映画が公開中なので鑑賞するか思案してみる。
読了日:11月29日 著者:和田 竜
白蛇伝白蛇伝感想
しっとりした悲恋話と思いきや派手な中華ファンタジー活劇的要素が濃く予想外ではあったがなかなかの娯楽作品で面白かった。メロドラマ的でもありキャラも立っていて素朴で愛らしいイラストも良い。これは編著者のアレンジやまとめ方文章などもかなり上手いと思う。同じ著者の中国古典作品にも手を出してみよう。
読了日:11月27日 著者:渡辺 仙州
幻國戦記 CROW -千の矢を射る娘- (GA文庫)幻國戦記 CROW -千の矢を射る娘- (GA文庫)感想
世界観が魅力的で高密度に書き込んではあるがそのぶん鈍重さが出てしまい面白い展開がありながらもいまいち弾まないのがもどかしい。丁寧に作りこんでいるぶん、暖まるのが遅いのもあると思うので続編が出るならそこからが本領発揮な気がする。
読了日:11月26日 著者:五代 ゆう
新世紀エヴァンゲリオン (13) (カドカワコミックス・エース)新世紀エヴァンゲリオン (13) (カドカワコミックス・エース)感想
展開も大詰めでアニメ版と違いシンジが行動的で熱かったり見所は多いが続きが出るのがまた時間がかかるのだろうなあ。ここは一気にラストまで読みたいところだが待つしかない。なんにせよ漫画版もアニメとは別の魅力を持つ傑作と思うのでラストシーンにたどり着くまであとを追うつもりだ。
読了日:11月23日 著者:貞本 義行
2ちゃんねる公式ガイド2002 [CD-ROM付]2ちゃんねる公式ガイド2002 [CD-ROM付]感想
なんとなく再読。もう十年以上前の本なので現役のガイドとして読むのは無理だろう。それより当時の混沌とした雰囲気やわけのわからない勢いを懐かしむという意味で面白い。アスキーアートも今ではかなり廃れたが昔はバリエーションも豊富でエネルギーがあったなあ。できうれば今の2ちゃんねるの状況をがっつりガイドしてくれる一冊があると助かるのだが。
読了日:11月21日 著者:
魔法少女育成計画 restart (前) (このライトノベルがすごい! 文庫)魔法少女育成計画 restart (前) (このライトノベルがすごい! 文庫)感想
前作でもちょっとあったがソーシャルゲーム要素がぐっと全面に押し出され毒と邪悪さがより強烈になった。まだ助走段階で死者は少ないし後編はより強烈なサバイバルバトルが展開されると思われる。作品の密度も前作を踏襲していてまずは期待以上の仕上がり。
読了日:11月17日 著者:遠藤 浅蜊
ドラゴンライズ 4 (ガガガ文庫)ドラゴンライズ 4 (ガガガ文庫)感想
全4巻と短めのシリーズだったが内容に適した長さで過不足なし。ストレートな展開に細かいひねりがあり面白く読めた。きっちりハッピーエンドにまとめたのも評価したい。特に最終巻としての盛り上がりがあったのも良かったです。
読了日:11月14日 著者:水市 恵
ドラゴンライズ 3 (ガガガ文庫)ドラゴンライズ 3 (ガガガ文庫)感想
全4冊の3巻目で起承転結の転にふさわしく波乱の展開。話のスケールが大きくなった分主人公チームの活躍は後半ほとんどないが次巻完結編でいかに見せ場を作って風呂敷を畳むのか、期待したい。
読了日:11月13日 著者:水市 恵
魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (下) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (下) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
終盤駆け足になってしまった部分はかなり惜しいが実に素晴らしいスピンオフで最後まだ読み応えのある内容だった。巴マミ佐倉杏子の戦闘シーンも見事。
読了日:11月12日 著者:原案:Magica Quartet,漫画:ハノカゲ
ドラゴンライズ 2 (ガガガ文庫)ドラゴンライズ 2 (ガガガ文庫)感想
「水市はシェリーが可愛いとか言っているが、アイのほうが可愛かった」ということでこの巻の仕掛けについては早くに気がついてしまったけれど展開としてはたいへん面白い。二手に別れたチームの戦いが交互に描かれる山場もまずは盛り上がる。
読了日:11月12日 著者:水市 恵

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