ドラゴンライズ 1~4

ドラゴンライズ (ガガガ文庫)

ドラゴンライズ (ガガガ文庫)

竜と人とが争う世界で吐かれた、致命的な嘘。ここは竜と人とが争いを繰り返す、剣と魔法の世界。背は小さいが凄腕の剣士であるノラと、天然ボケだが気立てのいい天才魔道師のアイは美人姉妹。そして、かつて姉妹に命を助けられた半人前剣士のフレイク…たった三人のギルド・グライズは、姉妹の圧倒的な戦闘能力で、周囲に名をとどろかす存在だった。ある日グライズに、カーネスという少女を警護し王都まで無事届けてほしいという依頼が舞い込む。無口で謎の多い少女カーネスに隠された秘密とは? 襲いかかる竜の群れに3人はどう立ち向かう!? 驚愕の展開が待ち受ける、異世界ファンタジーアクション開幕!!

ドラゴンライズ 2 (ガガガ文庫)

ドラゴンライズ 2 (ガガガ文庫)


ドラゴンライズ 3 (ガガガ文庫)

ドラゴンライズ 3 (ガガガ文庫)


ドラゴンライズ 4 (ガガガ文庫)

ドラゴンライズ 4 (ガガガ文庫)


全4巻まとめて読みました。ライトノベル的な尖りやキャラ萌え的な描写はほとんどなくてそこが物足りない、と思う方もいるでしょうが私は媚びのない作風にまず好感を持ちすっきりした感じで気持ちよく読めました。剣と魔法の異世界ファンタジーで定番と言えば定番ですけどもスタンダードなところを押さえつつも細かい工夫をしているあたりも私好みですね。変に凝った設定があるよりこういうシンプルでまずキャラクターやストーリーが動くというのは良いです。ライトノベルと言うよりは冒険物の少年漫画的と言うか昔のソノラマ文庫のラインナップにありそうなタイプの作品でした。お話も4冊で過不足なく終わってるしなかなか最終巻は盛り上がりましたし。一冊一冊がコンパクトだし話もストレートなのでまとめ読みするとシリーズ読んだというより長編小説読んだ感じがいたします。