10月の読んだ本 まとめ

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2480ページ
ナイス数:637ナイス

東京レイヴンズ8  over-cry (富士見ファンタジア文庫)東京レイヴンズ8 over-cry (富士見ファンタジア文庫)感想
派手な場面は少なくむしろ地味と言っていい巻だが前巻を受けてのドラマ展開が濃厚で大いに読ませる。これまで丁寧にキャラクター描写を積み上げてきたのが効いているなあ。で、ラストの引きが憎い。ここで続く、とは。次巻で第一部完結ということで著者の言う怒濤の展開を期待して待ちたい。
読了日:10月30日 著者:あざの 耕平
Newtype増刊 劇場版魔法少女まどか☆マギカ 2012年 12月号 [雑誌]Newtype増刊 劇場版魔法少女まどか☆マギカ 2012年 12月号 [雑誌]感想
インタビューが豊富だしビジュアル的にも見所が多い。充実した内容でたいへんに読み応えあり。特に背景美術をこれでもかと収録してあるのは本当に嬉しく資料としても良く出来た一冊。
読了日:10月28日 著者:
ドラゴンライズ (ガガガ文庫)ドラゴンライズ (ガガガ文庫)感想
この手の異世界ファンタジーは久々に読むがまずまず面白かった。定番の剣と魔法ものであり派手に捻っているわけではないが細かい趣向をきっちり押さえてシンプルに読ませる姿勢は好ましく媚びたところがないのも良い。ライトノベル的というよりジュブナイルや少年漫画的な味わいがある。プロットも要人護送という柱がしっかりしているので続刊で効いてくると思う。
読了日:10月22日 著者:水市 恵
魔法少女おりこ☆マギカ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女おりこ☆マギカ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
完結編。この巻になると面白味も増して序盤の巴マミとキリカの対決はなかなかの読みごたえではあったがクライマックスの魔法少女総力戦になると多人数の戦いが捌けて描けていない。また人物の描写が出来ていないためドラマとしても盛り上がらない。作品の趣向は本編まどか☆マギカのアンチテーゼで結末のつけ方などたいへんに捻りのあるもので大いに買える。だから読んだ意味は十分にあるのだがテーマを漫画として生かしきれていないのは残念である。
読了日:10月22日 著者:ムラ 黒江
魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女おりこ☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
あまりにオリジナルと絵柄が違うのでかなり戸惑うしそれを作画家の個性として受け止めるとしても人物の描き分けが弱く多少混乱するし漫画としての弱さ含めやはり力量不足が大きいように思う。またヒステリックな狂気じみた雰囲気も独特のトーンを生み出す効果にはなりえず単に不快なだけに感じてしまう。次巻まで評価は保留だが今のところあまり感心しない。
読了日:10月22日 著者:ムラ 黒江
魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (中) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (中) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
前巻の掴みが良かったが中巻はアクションシーンも洗練され、より面白い。魔法少女たちのドラマ性、ストーリーなど本編に匹敵する充実でありアナザーストーリーとしても痒いところに手が届きすぎるほど。下巻の仕上がり次第で大傑作になりうる内容で劇場映画を見た後にこのように上質の漫画作品を読めるのは本当に嬉しく思う。
読了日:10月21日 著者:原案:Magica Quartet,漫画:ハノカゲ
魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (4) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (4) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
ところどころの場面や台詞が本編のまどか☆マギカの秀逸なオマージュになっているなどスピンオフとしての姿勢は誠実だしストーリーはまるでミステリー小説のように捻りがある。そういった意味でお話は大いに評価できる内容。一方で紙幅の制約などの理由もあると思うが早すぎる展開や演出のマズさでよくわからない部分が多く漫画として昇華しきれていないのは本当に残念。
読了日:10月20日 著者:原案:Magica Quartet,原作:平松正樹,画:天杉貴志
魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (3) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
この巻ぐらいからかなり本格的に面白味が出てきた。仕掛けがかなり用意周到にしてあったのも驚きだしダークな展開も良い。それだけにもっと漫画として伏線を把握させるなり読みやすくするなりする力量があればと思ってしまう。であれば衝撃も大きかったはずなんだが。
読了日:10月20日 著者:原案:Magica Quartet,原作:平松正樹,画:天杉貴志
魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
ストーリーはそれなりに面白いと思うしまどか☆マギカの世界観の解釈としても興味深いが演出の癖と変な間で展開するのでなんとも乗りにくい。
読了日:10月20日 著者:原案:Magica Quartet,原作:平松正樹,画:天杉貴志
魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
まどか☆マギカのスピンオフということで読んでみたがあまりのトーンの違いにちょっと戸惑う。この妙な雰囲気は作者の稚拙さなのかそれとも独特のセンスからくるのか?
読了日:10月20日 著者:天杉 貴志
魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)魔法少女育成計画 (このライトノベルがすごい! 文庫)感想
16人の魔法少女のバトルロワイヤルという設定を作品の分量が多いわけでもないのに生かしきっているのは見事。それぞれのキャラも書き分けている上、様々なシチュエーションが展開する。文体がクールで簡素なため乾いたトーンがあり陰惨さを感じさせない。良い意味でライトノベル離れしたセンスがあり、濃厚な仕上がり。
読了日:10月20日 著者:遠藤 浅蜊
首売り丹左 (時代小説文庫)首売り丹左 (時代小説文庫)感想
同じ著者のヤマダチの砦が面白かったので期待したが散漫な内容でいつまでたっても本題に入らないもどかしさのまま読了。面白そうな設定なのに生かせてないしキャラクターも主人公ぐらいしか立っていない。
読了日:10月16日 著者:中谷 航太郎
魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)感想
同作画家による本編コミカライズと比べて絵がアニメ寄りになったし、今回は枚数的制約もきつくないようで伸び伸びと描いているのがよくわかる。漫画家としても力量が上がっているのではないか。心理描写が上手くてもアクションシーンになると絵が雑多になりわかりにくいという欠点も残ってはいるが。まどか☆マギカ本編の前に当たる話と思って読んでいたら最後の最後で驚愕の展開。これは次巻を読まざるをえない。
読了日:10月16日 著者:原案:Magica Quartet,漫画:ハノカゲ
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件2 (ファミ通文庫)ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件2 (ファミ通文庫)感想
各キャラクターの掘り下げや後で効いてきそうなエピソードの仕込みなど間奏曲的意味合いもある巻ではあるがシチュエーション・コメディーとしても作り込んでいて大いに楽しませる。ドタバタをやっているようでも話の骨組みが古典的でしっかりしているのも強み。
読了日:10月16日 著者:野村美月

読書メーター

読みたい本はたくさんあったのですが体調や気力の落ち込みが激しくて思うように読めず残念です。