まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (4)

紅の学士として活動する魔王の活躍により、自立の道を歩み始めた南部諸王国。だが、それを快く思わない中央大陸と聖教会は、紅の学士を異端者として弾劾して捕らえようとするのだった――。

兎にも角にもメイド姉の演説シーン!この場面は原作でも大いに心打たれたが漫画だからこそ描ける表情、演出は見事で原作を上回る感動があり涙が溢れそうにすらなる。こういうサブキャラが覚醒して主役以上に物語を動かす原動力になる、というのはまおゆうという作品の魅力であり漫画家が理解した上で自分のものにしている様もまた熱さを感じます。しかしこれでやっと書籍版1巻を超えたところですから単純計算しても完結まで描くのならば20巻以上になるのでは?

こうなるとアニメの方が期待もハードルも高くなりますね。情報量が多いので映像にするのは難しい部分も多々あると思うのですが良い作品にしてほしいものです。