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墨痕 奥右筆秘帳

墨痕 奥右筆秘帳 (講談社文庫)

墨痕 奥右筆秘帳 (講談社文庫)

鷹狩りで将軍を護った柊衛悟は、念願の立花家婿入りが決定的に。両家は加増に浴すも、併右衛門は奥右筆でいられるのか。復権に執念を燃やす定信は幕府転覆を狙う京からの刺客と手を結ぶ。異例ずくめの大奥での法要が実現、読経する闇の僧たちが将軍の前で牙を剥く!最高潮、圧巻の第十巻。

「この文庫書き下ろし時代小説がすごい!」のベスト20で1位に選ばれてたので以来毎度新刊出るたび帯に第一位シリーズって書いてあるのもどうか?と思うんですけどね。でも実際文庫書下ろし時代小説シリーズでなにかオススメって聞かれりゃこれを推します。文庫時代小説シリーズ全部読んでるわけじゃーないけど。てか、出版点数多すぎて無理だろ。奥右筆秘帳シリーズの何がいいかつーとね、王道なんですよ。剣戟あり陰謀あり忍者バトルありで。でもって密度もある。ライトノベル的に読んでも面白いんじゃないかな?極端な例えをするとニートが覇権争いに巻き込まれてバトルを通して成長するって話ですから。んで新刊で10巻の大台に乗ったわけですよ。もともと著者がインタビューで最低でも6巻、最大でも10巻までの構想だ、といってましたから。でも10巻では終わってなくて続くですから明らかに構想超えて長期化してるなー、と。でも水増し的引伸しにはなってないし緊迫感は持続したまま物語のステージも大きくなり、で。シリーズものとしては絶頂の展開ですよ。いやー、いよいよ面白くなってきたわ。今回は敵役の忍者が師弟対決するとこも燃えたなあー。明らかにラストスパートには入ってるとは思うんですが、いかに充実したクライマックスとラストを迎えるかに期待は高まりますね。とりあえずは次巻が早く読みたいです。