5月の読んだ本 まとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3922ページ
ナイス数:728ナイス

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)
一作目読んでだいぶたってからのシリーズ二作目。一見ほのぼのしてるようでどろどろした人間ドラマに突入するのはちょっと引くがこういう味わいの作風なんだろうな。とにかく「嵐が丘」は読んでみたくなった。
読了日:05月31日 著者:野村 美月
さよなら絶望先生(29) (講談社コミックス)さよなら絶望先生(29) (講談社コミックス)
いよいよ次巻で終わり?ですな。といってもギャグマンガとしては平常運転。でもなんか不穏な空気が漂う…。
読了日:05月31日 著者:久米田 康治
大日本人アート&シナリオブック大日本人アート&シナリオブック
世間ではなにかと叩かれがちな映画ではあるが大日本人は個人的には偏愛の一本。この本を読むと予想以上に世界観を作り込んでいたのが分かって興味深かった。後半のシナリオは完成作品から書き起こしだったのが残念。ここは作る過程で変化していく前の叩き台的原形質なものが読みたいところです。
読了日:05月30日 著者:日経エンタテインメント!
岳神忍風〈3〉湖底の黄金 (C・NOVELS)岳神忍風〈3〉湖底の黄金 (C・NOVELS)
完結巻。この巻はバトルの部分が充実していて楽しんだが全編通して考えると盛り込んだサブストーリーがあまり効果を発揮しておらず、お話が拡散した印象で惜しい。特にメインのお宝探しがどうにも弱い。しかしサバイバル活劇の部分は良く出来ているので著者のもう少し薄化粧な作品を読んでみたい。
読了日:05月23日 著者:長谷川 卓
嶽神忍風 (2) 飛鳥の舞 C・novels嶽神忍風 (2) 飛鳥の舞 C・novels
ストーリーはぐいぐい膨らんでいくのだがアクション場面の詰め込みすぎでかえって平板に感じてしまうもったいなさ。この手の活劇はもっとシンプルな話の方が映えるように思う。続けて最終巻へ。
読了日:05月21日 著者:長谷川 卓
嶽神忍風〈1〉白銀渡り C・NOVELS嶽神忍風〈1〉白銀渡り C・NOVELS
基本ラインは用心護送サバイバル活劇でそこの部分もたいへん濃い描写で楽しんで読める。また秘宝探しというサブストーリーや登場人物それぞれのドラマにしてもふくらみを感じる要素があり、一巻目として上々のスタート。続けて二巻へ。
読了日:05月18日 著者:長谷川 卓
女の陥穽: 御広敷用人 大奥記録(一) (光文社時代小説文庫)女の陥穽: 御広敷用人 大奥記録(一) (光文社時代小説文庫)
勘定吟味役異聞シリーズの水城聡四郎再登板。といってもこれ単体のシリーズとしても読める親切設計。この巻はほぼシチュエーションつくりで終わってしまったがそのぶんかなりの密度で構成を練っているのはわかるので巻数を重ねると本領を発揮してくるのではなかろうか。続刊に期待。
読了日:05月15日 著者:上田 秀人
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 (ファミ通文庫)ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 (ファミ通文庫)
コメディーとしてテンポ良く面白かった。けっこう今風のネタとタイトルでも古典的なエンターテイメントの型を押さえているので安心して読める。続きが読みたい。
読了日:05月13日 著者:野村 美月
クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 (講談社ノベルス)
ミステリーの要素もあるにはあるが女子高を舞台にした殺戮大活劇として楽しんだ。萌えキャラ殺しの西尾と言われるわけがわかった。
読了日:05月13日 著者:西尾 維新
クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 (講談社ノベルス)
二作目はより身近な舞台設定になったのでより青春小説的味わいが濃い。殺人鬼零崎のキャラも秀逸で掛け合いも面白い。
読了日:05月13日 著者:西尾 維新
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)
ミステリーの枠を超えた方向にぶっ飛んでんのかなと思って読んでたら推理小説としても堅牢な内容。しかしそれ以上に多数の人物が出てくるのに一人一人のキャラ立ちっぷりが素晴らしく饒舌な文体といい、異様に濃密な空気感の味わいが一番印象的。
読了日:05月08日 著者:西尾 維新
阪急電車 (幻冬舎文庫)阪急電車 (幻冬舎文庫)
連作短編ながら終わったと思った話が続いていたり、後の方で別のエピソードに繋がっていたりなど構成が絶妙。文章や内容も良い意味で軽みがある。阪急電車は時折乗るので情景が浮かぶのも地元の強みか。実際ここまでドラマチックな出来事が電車の中でそうそうありえないだろうけどたまには読書をおいて車内の人に目を向けるのもいいかもね。
読了日:05月05日 著者:有川 浩
戸隠秘宝の砦 第三部 光芒はるか (小学館文庫)戸隠秘宝の砦 第三部 光芒はるか (小学館文庫)
最終巻。財宝を巡って三つ巴の追いつ追われつのデッドヒートがまず面白く、クライマックスの二転三転する展開も読んでいて油断できない。登場人物が落ち着くとこに落ち着いて物語が幕を下ろすのもよろしい。三部作通して振り返ってみれば冒険ロマンのすみずみにはしっとりした人情があり大衆文芸の醍醐味があった。一部は批判的に感想書いたけど今考えれば市井の話からより大きい物語に飛翔するために必要な助走であったなと。またこうしたオーソドックスながらも王道の時代伝奇ロマンが文庫書下ろし作品に登場することを期待したい。
読了日:05月05日 著者:千野 隆司
シュガーシスター1/2 (電撃文庫)シュガーシスター1/2 (電撃文庫)
それなりには面白いがよくあるパターンのラノベ。と思ってたら中盤ぐらいから作品に仕掛けられたツィストに驚嘆。まさかこうこうくるとはねー。
読了日:05月01日 著者:鷹野 新

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