4月の読んだ本 まとめ

4月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3605ページ
ナイス数:233ナイス

悲鳴伝 (講談社ノベルス)悲鳴伝 (講談社ノベルス)
人類を守るため、地球を倒すという矛盾した背景に展開する歪んだヒーローのお話。厚めの本でも物足りなさすら感じるほどの饒舌思索活劇テンコ盛り。本筋はまだ投げっぱなしで続編を期待する一方、主人公空々空個人ので話としてはまとまっているのでここで物語が終わるのも美しいありかたではある。
読了日:04月29日 著者:西尾維新
まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (3) (カドカワコミックスAエース)まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (3) (カドカワコミックスAエース)
原作の情報量はがっつり減ってほぼ物語を追う形になってきた。それはそれでコミカライズの方向性としてありだとは思う。しかし後ろから物語を支えていた膨大な知識がなくなると、大きな柱が一本抜けたようになって軽さを感じるのも仕方あるまい。絵で見せられることによってわかりやすくなった部分もあり一長一短か。人物が変化していく様を表情で見せるあたりは漫画ならではの醍醐味。
読了日:04月27日 著者:石田 あきら
マンガで分かる心療内科 1 (ヤングキングコミックス)マンガで分かる心療内科 1 (ヤングキングコミックス)
ネット上でも読んでたけど相変わらずギャグのインパクトが強くてお勉強モードに入らんなー。まああんま深刻に考えず笑い飛ばせるというのも良い鬱の処方箋かもね。
読了日:04月23日 著者:ゆうき ゆう
うちの妻ってどうでしょう?(3)ーアクションコミックスうちの妻ってどうでしょう?(3)ーアクションコミックス
著者のぼやきが異常に多い巻。これまでもぼやきネタはあったけれど妻のサッパリしたキャラと可愛さで中和されてたと思う。でも3巻はぼやきがしつこすぎたなー。この時期イライラでもたまってたんでしょうか?最初の方タイトルのとこで妻がいろんな映画のパロディーやってるのは面白いのでもっとやってほしかった。
読了日:04月21日 著者:福満 しげゆき
バサラ戦車隊: 望月三起也コミックバサラ戦車隊: 望月三起也コミック
熟練の味。あとがきで著者がもっと枚数が欲しかったと書いてるとおり全体的に巻きがかかっている感じはするが中身は充分に濃い。いつも思うがこれほどメカニックをエロチックに描ける漫画家は他に考えられない。活劇のアイデア満載で逆転の連続のアクションシーンを堪能。望月先生には再始動しては中途半端に止まってしまうワイルド7の新シリーズよりもこういう充実した単発作品を期待したい。
読了日:04月21日 著者:望月三起也
戸隠秘宝の砦 第二部 気比の長祭り (小学館文庫)戸隠秘宝の砦 第二部 気比の長祭り (小学館文庫)
おおっ、二部に入ってからぐぐっと面白くなった。道中記になるとしっとりした文章が旅情を出しているし、人物が目まぐるしく行動するので退屈する暇がない。終盤もサスペンスフルに読ませる仕掛けがなかなか見事。これは次の最終巻が楽しみになってきた。
読了日:04月20日 著者:千野 隆司
人生 第2章 (ガガガ文庫)人生 第2章 (ガガガ文庫)
前巻は作品のフォーマットに著者のギャグセンスがおさまりすぎで物足りなかったがいい感じで枠を壊してきたし、キャラも立ってきた。読者参加型という形式も実質この巻からなので今後ライブ感も出てくるんじゃないかと。とりあえず前の邪神シリーズに近いノリが戻ってきたのが嬉しい。
読了日:04月19日 著者:川岸 殴魚
武者とゆく (講談社文庫)武者とゆく (講談社文庫)
市井ものの時代小説の定番をきっちり押さえつつも仇役がストーカー的であったり事件を解決していく過程がハードボイルドミステリー風であったり等、現代的味付けが新鮮。主人公と飼い犬武者のコンビネーションも面白い趣向。シリーズを追うごとにバディもの的楽しみが出そうだ。
読了日:04月18日 著者:稲葉 稔
いぬかみっ!〈2〉 (電撃文庫)いぬかみっ!〈2〉 (電撃文庫)
ドタバタコメディーとして完成されてるなー。十年近く前の作品なのに古びてないし。二つ目のエピソードがかなり下品なれど爆笑した。
読了日:04月18日 著者:有沢 まみず
いぬかみっ! (電撃文庫)いぬかみっ! (電撃文庫)
気持ち悪いぐらいなーんも考えず読めてすごい楽しい。イラストが古臭いかなと思ってたら(実際ラノベでは古い作品ではあるが)内容読んでみるとばっちし。
読了日:04月16日 著者:有沢 まみず
サイハテの救世主  PAPERI:破壊者 (角川スニーカー文庫)サイハテの救世主 PAPERI:破壊者 (角川スニーカー文庫)
すいすい読ませる上、きっちり設定も練られてるしさりげなく上手い。新シリーズ一巻目としては抜群のツカミ。
読了日:04月14日 著者:岩井 恭平
円環少女 (角川スニーカー文庫)円環少女 (角川スニーカー文庫)
文章に癖がある、ということは前もって知ってたが確かにかなり読みにくく、面白そうな設定と話だけに歯痒い。一方でキャラ立ちは素晴らしいので読み切ることができた。今後巻数を追うにつれ文章が改良されていくなら助かるのだが。
読了日:04月09日 著者:長谷 敏司
拝領品次第―妾屋昼兵衛女帳面〈2〉 (幻冬舎時代小説文庫)拝領品次第―妾屋昼兵衛女帳面〈2〉 (幻冬舎時代小説文庫)
前作は主人公たちの登場編でシリーズとしての本格的なストーリーが始まるのはこの巻からと見るべきだな。背後にうごめく陰謀も垣間見え、ここからどう風呂敷が広がるか?
読了日:04月05日 著者:上田 秀人

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