劇場映画鑑賞 ジョン・カーター

南北戦争時、兵士ジョン・カーターは突如惑星バルスームにテレポートされ、4本腕の緑色巨人サーク族に囚われる。バルスームは緑色人や赤色人が発達した科学技術を用いてそれぞれ王国を築き、また争っている戦乱の世界であった。カーターは驚異的な身体能力でサーク族の尊敬を得、またタルス・タルカスという友人もできる。ある日、カーターは地球人そっくりのバルスーム星人と出会う。彼女こそは赤色人王国ヘリウムの王女にて絶世の美女、デジャー・ソリスだったのだ。
エドガー・ライス・バローズの古典的名作となった活劇を映画化。

久々に劇場鑑賞したのに凡作だったなー。原作読んだのかなり昔でうろ覚えなんだけど古い素材をマッシュアップしようとした部分がことごとく上手いっていないような。人物配置がわかりづらい上にこうも各キャラクターが描けてなくては感情移入しようがない。コミカルな味付けがしてあるがカーター役のテイラー・キッチュに愛嬌がないので笑えないし、ヒーロー然とした所もないので痛快でもない。変に屈折した設定持ち込まず、快男児が異星で大暴れする話で良かったのに。あとデジャー・ソリス役のリン・コリンズが途中から八代亜紀にしか見えなくなった。

火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉 (創元SF文庫)

火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉 (創元SF文庫)


久しぶりに原作読みなおすかな。やはり武部本一郎描くデジャー・ソリスは美しい。